「転職に失敗したらどうしよう……」
「転職の進め方がわからない……」
こんな不安を感じて、転職に踏み切れない保育士さんはいませんか?
転職活動をする前に、転職を成功させるコツを知っておけば、不安を解消できるのではないでしょうか。
この記事では、保育士が転職を成功させるコツを5つにまとめました。
「転職して後悔したくない!」と思っている人も、参考にしてみてくださいね。
辞め時を見極めよう
保育士が転職を成功させる1つ目のコツは、辞め時を見極めることです。
人間関係や待遇面の不満などを理由に、感情的に「仕事を辞めたい!」と思っていませんか?
実は、先のことを考えないで辞めてしまい「後悔した……」と感じた経験のある人もいるようです。
同僚や友人に相談をしたり、自分の気持ちを紙に書き出したりして、いったん冷静になりましょう。
冷静になれたら、以下のようなポイントで辞め時を判断してみてください。
保育士として実績を積んだか
今後のキャリアを考えると、ある程度経験を積んだと感じられるようになってから転職を考えるのがおすすめです。
保育士の場合、ひと通りの業務を経験するのに1年かかります。
1年を通して現場を経験すると実績になるため、転職活動をしやすくなるでしょう。
逆に1年未満の勤務期間だと、業務を経験できていないと見なされることもあります。
勤続年数1年未満で退職する場合、転職活動が不利になる可能性があることは頭に入れておきましょう。
転職しやすい年齢か
保育士には体力が必要です。
そのためほかの職種よりも、選考に年齢を考慮している園も多いようです。
30代で転職を迷っている場合、年齢的に考えると、早めに行動したほうがよいかもしれません。
保育士のニーズは高いですが、年齢が上がるほど転職が難しくなるのも事実。
高い年齢で転職を希望する場合は、スムーズにいかない可能性も理解しておきましょう。
転職サイトを利用しよう
保育士が転職を成功させる2つ目のコツは、転職サイトを利用することです。
- 仕事を続けながら転職活動をしたい
- 子育てをしながら情報を集めたい
- できるだけたくさんの情報を比較して転職先を選びたい
といった人に適しています。
保育士特化のサイトを使おう
保育士が転職する際、おすすめなのが「保育士に特化した転職サイト」。
もちろん、一般的な転職サイトにも保育士の求人はたくさん掲載されています。
ただ保育士に特化した転職サイトでは、保育に特化したキーワードから求人を検索できたり、保育士の転職ならではの情報が得られたりすることも多いです。
どの転職サイトがいいのかわからず迷ったときには、保育士に特化した転職サイトに登録するとよいでしょう。
数は2〜3個にとどめよう
転職サイトを利用するときには、2~3つ程度のサイトに登録することをおすすめします。
複数の転職サイトを利用する最大のメリットは、たくさんの求人情報に触れられること。
多くの求人情報を見ることで、自分の理想に近い園が見つかりやすくなります。
逆に多すぎると管理が大変になりますので、2~3つ程度にとどめておくとよいでしょう。
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自分の希望をはっきりさせよう
保育士が転職を成功させる3つ目のコツは、自分の希望をはっきりさせておくことです。
自分の希望を明確にするための方法をステップ式で紹介します。
1.転職で叶えたいことを考える
まずは転職をして叶えたいことを書き出してみましょう。
今感じている不満から考えてもよいですし、自分の理想像から考えてもよいでしょう。
ざっくりとした内容で構いません。
「転職したらこんなふうになりたいな」という内容を考えてみてくださいね。
- 仕事だけじゃなく、プライベートも楽しみたい
- 他の保育士の顔色をうかがうのではなく、子どもたちにしっかりと向き合いたい
といった感じです。
いくつか理想を考えたら、優先順位をつけておきましょう。
これが求人を探すときの元になります。
2.転職先に求める条件を考える
次に、さきほど挙げた理想を叶えるためには「どんな条件が必要か」について考えます。
たとえば「仕事だけじゃなく、プライベートも楽しみたい」人なら、
- 残業が少ないこと
- 日曜や祝日は休みであること
などの条件が挙げられるでしょう。
さきほど自分が挙げた理想像すべてに対し、どんな条件ならその理想を叶えられるのかを検討してみてください。
そして先ほどと同様、優先順位をつけておきます。
転職先に求める条件が増えると、自分に合う求人を探すことが難しくなるもの。
転職活動を少しでも楽に進るためにも、条件に対し優先順位をつけておきましょう。
3.妥協できる範囲も考えておこう
最後に、妥協範囲について考えておくと求人を探しやすくなります。
自分の理想に完璧に合う求人なんて、そうあるものではありません。
「残業がないこと」を重視すると給料が理想通りではない……といったように、譲れないポイントと現実がかみ合わないケースも多いのです。
そんな場合、最低どれくらいなら妥協できるかということを検討しておくと、納得しやすくなります。
給料や勤務時間、通勤時間などについて、この程度なら妥協できるといった範囲を自分なりに考えておきましょう。
自分に合った求人を探そう
保育士が転職を成功させる4つ目のコツが、自分に合う求人を探すことです。
ここでは求人を探すときに気をつけたいポイントをお伝えします。
求人情報をよく読む
【コツ3】で考えた条件や妥協範囲を元に、求人情報を見ていきます。
求人情報には、給料や勤務時間、福利厚生などの一般的な条件以外にも、園の方針や特徴、雰囲気などが書かれているケースも多いです。
動画で園の様子を見られる転職サイトもあります。
気になる園が見つかったら、求人情報をくまなく読みましょう。
求人情報をしっかりと読むことは、転職後のミスマッチを防ぐためにも役立ちます。
求人情報でとくにチェックすることは?
転職後「思っていた条件と違う……」と感じやすいことに、残業や賞与、休暇取得などがあります。
これらは求人情報をしっかりとチェックしたり、園に問い合わせたりすることで防ぐことが可能です。
少しでも気になる点があったら、しっかりと確認してておくと安心でしょう。
固定残業代に注意!
求人情報の給料欄に「固定残業代」や「みなし残業代」の表記がある場合は、あらかじめ残業代が含まれた額となっています。
- どのくらいの残業時間分の給料が含まれているのか
- 残業はどの程度あるのか
- 基準となっている残業数を超えた場合は、別に残業代の支払いがあるのか
といった事柄についてはっきりと確認しておくとよいでしょう。
賞与について確認!
賞与の欄には、たいてい「めやす」が記載されています。
園の業績などによって賞与額が変わることが多いので、書かれている額が支給されると確信してはいけません。
また、入職した年には賞与が支給されないケースもあります。
いつから支給されるのかを確認しておくと安心です。
有給休暇や代休取得についてもチェック!
有給休暇の制度はあっても、実際には取得しづらい場合も少なくありません。
求人情報には、有給休暇の取得率が記載されているケースもあるので、気になる人は確認しておくとよいでしょう。
また、園によって大きく異なるのが、休日保育や預かり保育です。
休日保育や預かり保育を実施している多くの園では、シフト制で対応しています。
休日出勤する場合の具体的な勤務時間や、代休取得制度があるのかどうかといったことも、確認しておきましょう。
園見学をさせてもらおう
保育士が転職を成功させる5つ目のコツは、園見学をさせてもらうことです。
転職を経験した多くの保育士が、転職理由に挙げているのが人間関係。
しかし、人間関係の良し悪しを求人情報から推測するのは難しいですよね。
人間関係を重視して転職先を選びたい場合は、園見学などをお願いしてみてはいかがでしょうか。
受け入れてくれるタイミングは園によっても異なるため、まずは電話などでコンタクトをとります。
園見学に行った際は
- 保育士同士の関わり方(雰囲気がギスギスしていないか・笑顔があるかなど)
- 外部の人に明るくあいさつをしているか
- 雰囲気は明るいか
といったことに気をつけて見てみましょう。
園内の人間関係は求人情報だけではわかりません。
園見学を「自分に合うかどうかの判断材料」にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
転職を考えている保育士さんは、多くの不安を抱えていることでしょう。
現在の職場で悩んでいる場合は、まず辞め時について考えることからはじめてみませんか?
ひとりで悩み続けているとツライので、周囲に相談してみるのもひとつの方法です。
また、転職サイトに登録して求人情報を眺めてみるのもよいでしょう。
「今のままでなく、こんな園で働きたい!」といった希望がはっきりとしてから、転職活動をはじめると成功しやすいと思います。
ここで紹介した転職のコツを参考に、転職活動に挑戦してみてくださいね。
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