生理が遅れ、もしかしたら…と思い妊娠検査薬を試すと、陽性!
妊活中の女性なら、とても嬉しい瞬間ですよね。
ですが、これから病院に行き妊娠していることを確認してもらわなくてはなりません。
初めての場合、とても不安になってしまうことが多くあります。
そこで、検査薬で陽性になってから病院へ行くタイミングや、不安の対処方法を紹介します。
妊娠したばかりで不安という人は、是非チェックしてみてください。
検査薬で陽性が出た後いつ病院に行く?
トイレで検査薬を試して陽性だったら、まず病院へ行って妊娠していることを確定させなければなりません。
ですが、忙しいからと先延ばしにしていると、自分の体に悪影響を及ぼすこともあります。
それでは、どのタイミングで受診すればいいのか見ていきましょう。
陽性後〜1週間を目安に受診
多くの妊娠検査薬は、生理予定日の1週間後から使用することが可能です。
そこで陽性が出た場合、妊娠5週頃ということがわかります。
そこからだいたい1週間後までに受診するのが目安と言えます。
生理予定日1週間後くらいなら、赤ちゃんの袋である胎嚢が確認できる時期ですし、その更に1週間後なら、運がよければ心拍も確認できる時期に入ります。
心拍が確認できて初めて妊娠が確定されるのです。
陽性になってからすぐ受診してもいいですし、1週間経つまでの間に受診しても大丈夫です。
先延ばしにせず、なるべく早めの受診を心がけましょう。
早く受診しても意味がないって本当?
よく聞くのが「早く受診するとあまり意味がない!」ということです。
特に、胎嚢のみを確認できた場合は、受診料が全額負担になってしまう産婦人科がほとんどです。
そのため、心拍確認が確実にできる時期に行ったほうがいいという考えを持っている人もいます。
ですが、その考えは非常に危険な考えでもあります。
もし子宮外妊娠だった場合、7週に入ってしまうと胎嚢の中の胎児が成長してしまい、自分の体に影響を及ぼします。
例えば卵管に着床してしまった場合、卵管破裂などが挙げられます。
子宮外妊娠は100人に1人ほどの確率で起こるため、決して珍しくありません。
子宮内に胎嚢の確認ができれば、子宮外妊娠の可能性はなくなります。
子宮外妊娠の不安をなくすためにも、早めの受診を心がけましょう。
フライング検査した場合は?
妊活をしている人によくあるのがフライング検査です。
フライング検査とは、まだ検査するべきタイミングではないときに妊娠検査薬を使用することを指します。
フライング検査でも陽性が出ることはよくありますし、その後妊娠しているということがほとんどです。
逆に、フライング検査で陰性だったのに、適切なタイミングで検査したら陽性だったということもあります。
フライング検査をした場合もすぐ産婦人科に行くべきか悩んでしまいますが、その場合は生理予定日1週間後に再検査をし、その上で産婦人科を受診するようにしましょう。
受診が早すぎると胎嚢すら見えず、また1週間後に再受診ということになってしまいます。
あくまで生理予定日1週間後を目安に検査することがおすすめです。
こんな時はすぐに受診するべき
だいたい、生理予定日1週間後を目安に受診するということはわかりましたが、検査薬陽性から受診まで日数があり、ドキドキする日々が続きます。
でも、すぐに受診したほうがいい場合もあるため、陽性反応から日数を置かないほうがいいこともあります。
どんな場合だとすぐに受診したほうがいいのでしょうか。
腹痛があるとき
無事着床して妊娠すると、子宮が大きくなっていきます。
それに伴う腹痛もよく起こることなので、心配ないこともありますが、流産の危険もあるのです。
実際、初回の受診で切迫流産を言い渡されたという人もおり、腹痛でも油断できません。
腹痛があるという場合は、予約のときに症状を伝えてすぐ受診できるようにしましょう。
出血があるとき
腹痛だけではなく、出血も流産の危険があります。
出血と言っても色々な種類がありますが、特に鮮血は危険の兆候とされています。
鮮血ではないから大丈夫!というわけではないため、どんな出血の場合でも産婦人科の予約時に伝えるようにしてなるべく早めに受診しましょう。
生理不順の場合
生理不順のため、生理予定日1週間後がいつのことなのかがわからない!という人も多くいます。
生理予定日がはっきりしないという場合は、まず検査薬を試し、陽性だったらすぐ受診しましょう。
もし受診が遅れて、子宮外妊娠だったり流産をしてしまうということがあると、自分の体が危険な状態になってしまいます。
なるべく早く受診し、正常な妊娠かどうかを判断してもらいましょう。
そのときに、生理不順ということは忘れずに伝えましょう。
病院に行くまでどんなことが不安?
陽性反応が出てから病院に行くまで日数があると、色々なことを考えがちです。
特に、初めての妊娠だと不安に思うことが多いのではないでしょうか。
でも、その不安な気持ちは一度妊娠したことがある人は誰でも通る道です。
どんな不安があるのか見ていきましょう。
赤ちゃんが無事に育っているのか不安
妊娠初期は胎動もないですし、お腹も妊婦であることがわからないため、より不安な気持ちになる時期です。
その中でも特に、赤ちゃんが育っているのか不安に思う妊婦さんは非常に多くいます。
赤ちゃんが元気でいるか、ちゃんと育っているのかは病院に行かないとわかりません。
実際、多くの妊婦さんが不安になりながら病院へ行き、赤ちゃんが元気であることを知ってホッとしています。
不安で仕方ない気持ちでいっぱいですが、病院へ行く日まで待ちましょう。
つわりとか全然ないけど大丈夫なの?
妊娠初期のトラブルとしてメジャーなものがつわりです。
妊娠初期、つわりが全くないことを不安に思う人もいます。
ですが、つわりは個人差が激しく、生理予定日1週間後あたりの妊娠5週で始まる人もいれば、8週、9週あたりからという人もいます。
また、だるさだけで済むような人もいれば、食べづわりで食べていないと気持ち悪いという人もいますし、吐きづわりで入院しなくてはならなくなってしまったという人もいるほどです。
つわりがなくても、出産まで順調に育ち、元気に産まれた赤ちゃんはたくさんいます。
つわりがないからラッキー、くらいの気持ちで毎日を過ごすようにしましょう。
胎嚢が見えなかったらどうしよう
産婦人科を受診すると、まずは胎嚢が子宮内にあるかどうかの確認があります。
そこで胎嚢が見えなかったらどうしよう、とても不安だと思っている人も多くいます。
胎嚢は5週か6週頃に確認ができますが、そのあたりになっても確認できないことがあります。
その場合考えられるのは、子宮外妊娠か化学流産です。
子宮外妊娠は卵管などの子宮ではない部位に着床してしまう妊娠のことです。化学流産は、妊娠検査薬は陽性を示すものの、胎嚢が見えるまで妊娠が継続せず、そのままいつも通りの生理が来てしまう流産のことです。
化学流産というとフライング検査で妊娠が発覚したにも関わらず、予定通りに生理が来るというイメージがありますが、5週、6週頃に胎嚢確認ができずに生理が来るということも珍しくありません。
それに、妊娠の確率は1周期あたり約20%ほどですが、残り約80%のうちの約30%が化学流産になると言われているほど化学流産は珍しいものではないのです。
むしろ妊娠するよりも発生する確率が高いのです。
胎嚢が見えない原因は子宮外妊娠だけではありません。
でもせっかく妊娠できたのにすぐ流産してしまうのかもしれないという不安もなかなか拭い切れるものではありません。
まずは産婦人科を受診し、医師の指示を仰ぐようにしましょう。
初期流産しないか不安
妊娠初期の不安のほとんどが初期流産についての不安なのではないでしょうか。
全妊娠のうち約15%ほどが流産になってしまうほど流産は珍しいものではありません。
6〜7人の妊婦さんがいれば、1人か2人は流産してしまう計算になります。
しかも、その約15%のうちのほとんどが妊娠初期での初期流産なので、妊娠初期のうちに流産してしまわないか心配になってしまうのも無理はありません。
小さすぎて胎動もないような時期なので、不安に感じてしまう人が多いのです。
また、検診も1ヶ月に1回なので、赤ちゃんの様子がわからず、より不安になってしまいます。
初期流産してしまうことはとても悲しいことです。
でも、初期流産はほとんどが赤ちゃんの染色体異常が原因とされています。
そのため、生まれてくることができない運命だったということなのです。
自分自身を責めないようにし、赤ちゃんの無事を信じて検診を受けましょう。
本当に妊娠しているかモヤモヤして落ち着かない
妊娠初期は自覚症状があまりなく、生理前と似ている部分が多いため、本当に妊娠しているのか疑ってしまうという人もいます。
妊娠している実感がないため、重いものを持ってしまったり、お酒を飲みそうになってしまうということも起こるようです。
妊娠検査薬を適切な時期に使用すれば、間違いなく妊娠はしているでしょう。
個人差は大きいですが、胎嚢確認ができる頃からつわりが始まる人もいるため、妊娠している実感はどんどん湧いてくるはずです。
病院を受診することはもちろんですが、現在の妊娠検査薬はかなり精度が高いため、陽性であれば妊娠していると言っても全くおかしくありません。
どの産婦人科でも妊娠検査薬を使用したかどうかをまず聞かれます。
それほど医師も信頼している検査薬なのです。
遅かれ早かれ、妊娠している実感は色々な形で出てきます。
モヤモヤした気持ちがあったことを忘れてしまう日も近いですよ。
妊娠初期の不安の乗り越え方は?
多くの妊婦さんが、妊娠初期に不安を抱えていますが、その不安を乗り越えるためにはどうしたらいいのでしょうか。
実践しやすい方法を紹介します。
早めに病院を受診してみる
手っ取り早く不安を解消するのにおすすめなのは、医師に相談することです。
早めに受診することで、現在の赤ちゃんの様子を知ることができますし、医師に質問することも可能です。
ただ、赤ちゃんがある程度成長するまでは、健康保険が使えない可能性もあります。
健康保険が有効にならない限りは毎回1万円近くの支払いとなるため、注意しましょう。
SNSやインターネットなど検索しすぎない
妊婦さんが不安を抱えやすい背景に、インターネットが普及していることが挙げられます。
スマホ・タブレットを使用すれば、いつでもどこでも調べることができるので、生活の一部として使用している人もたくさんいます。
ですが、ちょっとした不安もすぐ調べることができるため、より不安を煽ることになってしまいます。
また、SNSでも同じような状態の人を簡単に見つけることができるので、自分もこのようになるのではないかと一層不安になってしまうのです。
ちょっと不安に思うようなことがあっても、スマホなどで検索したりSNSを見るということをせず、いつも通りに毎日を過ごすことも不安対策には有効です。
次の検診になればわかることなので、その日まで気にせずに過ごしてみるのもいいですね。
お腹の中の赤ちゃんを信じる
お腹の中の赤ちゃんは、まだまだ手のひらに乗るような大きさですが、懸命に生きています。
10ヶ月かけて大きくなり、ママのお腹から産まれてくるのです。
そんな成長をしてきたのは、現在生きているママ・パパも同じです。
ママ・パパもお母さんのお腹の中で手のひらサイズの頃から心臓を動かしていて、今に至ります。
今お腹にいる赤ちゃんも、それだけの生命力を持っているのです。
そんな自分のお腹の赤ちゃんも、きっと無事に産まれて来ることができると信じてみませんか?
きっと無事に大きく成長してくれますよ。
妊娠・出産経験者に相談してみる
「知識は経験に勝る」とよく言われています。
インターネットで情報を調べるよりも、経験者に聞いた方が早かったり、対処方法が見つかるという場合があります。
友達や親戚、自分の母親など、身近に妊娠・出産経験がある人はたくさんいるのではないでしょうか。
妊娠・出産は1人1人違います。
そのため、どの経験者に聞いてみても違う答えが返ってきます。
その答えが、きっと自分の妊娠の役に立つはずです。
話しやすい人で構わないので、身近な妊娠・出産経験者に不安な点を相談してみましょう。
助産師さんに相談してみる
プロに相談するという点では、病院を早めに受診して医師に聞いてみるのが一番ですが、お産のプロである助産師に聞いてみるのもいい方法です。
助産師は病院に勤めている人ばかりではありません。
助産所として開業しているという助産師もおり、妊婦さんの相談や、産後のママのケアに従事している助産師もいます。
より妊婦さんに近い存在であることがわかりますね。
病院よりも相談しやすいので、近場の助産所を検索し、相談してみるというのも1つの方法です。
たくさんのお産に関わる助産師ならではのアドバイスもきっとありますよ。
まとめ
妊娠初期、それも初めての妊娠なら不安なことが多くて当たり前です。
命を体の中で育てているのですから、悩みも尽きないでしょう。
ですが、その不安な気持ちこそが親になる第一歩を踏み出しているということになります。
不安な気持ちを持っていることをプラスに考え、妊娠初期を乗り越えていきましょう。
少しずつ妊娠の実感も出てくるはずですよ。