美しい白壁の建物に真っ青な海、素晴らしい夕日。ギリシャ・サントリーニ島は、一度は見てみたいと思わせる数々の絶景で有名な観光地です。
そんな地への旅行を存分に満喫するためには、万全の準備をしておきたいですよね。
そこで今回は、必ず持っていくべきものからあると便利なグッズまで、10点をまとめました。計画中の方はぜひチェックしてみてくださいね。
1.パスポート
パスポートは、ギリシャのみならず海外へ旅行する際は必ず用意しなければならないものです。
パスポートの申請から受け取りまでには土日や祝日を除いておおよそ1週間ほどかかります。申請にはさまざまな書類の準備や窓口での手続きが必要となりますから、初めての海外旅行を計画されている方は早めに準備を始めるようにしましょう。
すでにパスポートを持っている方は、有効期限などの確認を忘れずに行いましょう。期限が切れていないことはもちろんですが、ギリシャの場合は入国時3カ月と滞在日数以上の残存有効期限、2ページ以上の査証欄空白ページが必要となります。こちらも早めにチェックしておきましょう。
2.クレジットカード
せっかくの旅行なら、お金の心配ばかりせずに楽しみたいですよね。もちろん使いすぎには気を付ける必要がありますが、急な出費にも対応できる、現金両替よりも手数料が安く抑えられる、などといった点も踏まえるとクレジットカードは持っておきたいところです。
また、一部のクレジットカードには海外旅行保険がついています。体調不良などの予期せぬトラブルに見舞われた時の支えになってくれますから、旅行前に比較・検討してみるのも良いかもしれません。
3.現金
ギリシャにはクレジットカード対応のお店が多くありますが、タクシーや市場、小さなお店にチップと、現金が必要となる場面も少なくありません。すりの被害にあうかもしれないため多額である必要はありませんが、やはりいくらかは現金で持ち歩いておいた方が良いでしょう。
ギリシャの通貨、ユーロへは、空港、ホテル、銀行、郵便局などで両替することができますし、現地のATMを利用して、カードのキャッシングで引き出すことも可能です。
日本でも空港や一部の銀行で両替できますから、現地で動くのが不安な人はあらかじめ用意しておくことをおすすめします。
4.海外SIMカード・ポケットWi-Fi
お店やホテルの位置検索にナビ、翻訳機能、SNSの更新など、旅行先でインターネットを使う機会はいろいろありますよね。国内同様の快適なネット環境でスマホを利用したいときには、海外用SIMカード、現地のフリーWi-Fi、ポケットWi-Fiなどさまざまな手段があります。
ここではそのうち、海外用SIMカードとポケットWi-Fiについてご紹介します。
SIMカード
国内のSIMカードを海外でそのまま利用すると高額になってしまいますが、現地対応のSIMカードを使えば、必要な分だけ用意することができますし、データ通信にかかる費用も低く抑えられます。
使用しているのがSIMフリーのスマホであったり、SIMロックを解除できたりする場合は、海外用SIMカードの購入を検討しましょう。現地の空港などでも買えますが、日本にいるうちでもネットから事前購入できます。
Wi-Fi
日常的に使うWi-Fiですが、現地にも空港、レストラン、ホテル、カフェなどでフリーWi-Fiが利用できる場合もあります。
しかし、通信が安定しなかったり、接続の際に言葉が分からなかったり、セキュリティ面に不安があったりと、さまざまなリスクが考えられるのも事実です。心配な方はポケットWi-Fiをレンタルするなどして、自前で用意することをおすすめします。
5.サングラス・日焼け止め
普段は使用していない、という方も、ギリシャ、特に夏のシーズンのサントリーニ島へ旅行に行く場合はサングラスも日焼け止めも必需品であると言えます。
ギリシャの日差しは、日本よりもかなり強いです。まぶしさもありますが、強い紫外線から目を保護するためにも、サングラスの用意があると良いでしょう。
日焼け止めもしっかり、そしてこまめに塗らないと、ひどい場合はやけどに近いほどの日焼けをしてしまうかもしれません。忘れずに用意していきましょう。
頭皮や顔の肌へのダメージを少なくするために、つばの広い帽子などを用意していくのもおすすめです。
6.変圧器・プラグ
日本は電圧が100ボルト、周波数が50ヘルツあるいは60ヘルツですが、ギリシャは電圧が220ボルト、周波数が50ヘルツとなっています。幅広い電圧で利用できるグローバル対応の機器もあり、最近のスマートフォンや充電器はこのタイプのものもよくみられます。
しかし、シェーバーなど対応済になっていない日本の電子機器も多いので、まずは持っていく予定のものがグローバル対応かどうかを確認してみましょう。未対応の機器を持って行って現地で使いたい場合は、変圧器の用意が必要になります。
また、プラグの種類も日本とギリシャとでは異なります。ギリシャで使われているのはCタイプのプラグであり、日本で一般的なAタイプのプラグに対応した電子機器は現地でそのまま使用することができません。そのため、Cタイプへの変換プラグを用意する必要があります。
7.パジャマ
ギリシャのみならずヨーロッパの宿泊施設は、パジャマが用意されていないところが多いです。高級なホテルによっては寝間着・部屋着としてバスローブが用意されている場合もありますが、着なれないものでゆっくり過ごせないと困りますよね。
十分な休息をとることで旅行日程を存分に楽しんで消化するためにも、用意がないと想定して自前のパジャマを準備しておいた方が良いでしょう。
8.歯ブラシ
パジャマの紹介でも触れた通り、海外のホテルでアメニティが日本と同じようにそろえられているところは多くありません。現地で調達することもできなくはないですが、やはり使い慣れないもの、体質に合わないものもあるかもしれませんので、用意しておく方が賢明です。
歯ブラシや歯磨き粉のみならず、シャンプーやボディソープ、洗顔料なども旅行用の小さなセットを購入するなどして持っていくのがおすすめです。
9.水着
ギリシャ・サントリーニ島と言えば美しい海。夏のシーズンには海水浴やプールの訪問を旅行日程に組み込む方もいますよね。
その際に必要になるのが水着です。旅行記念を兼ねた現地での調達もそこまでハードルは高くないかもしれませんが、日本人好みの色遣いやデザインでなかったり、現地の方々との体格の違いから自分に合うサイズのものが見つからなかったり、といった事態も予想されます。
はじめから水泳をする予定で旅行に行く場合は、日本から持っていく方がスムーズでしょう。
10.羽織り物
ギリシャは一年を通して比較的穏やかな気候の国ですが、急な雨による気温の低下や朝晩の冷え込みによる日中との大きな気温差などはしばしばみられます。
カーディガンやパーカーなどを用意する、あるいは取り入れたコーディネートにすることで調整しやすい服装にしておきましょう。夏場に訪れる場合でも、スーパーなどのお店の中や行き帰りの飛行機の機内は冷えるため、用意しておくと便利です。
また、前述の通り、日差しが非常に強いので、肌を露出しているとひどい日焼けをしてしまうおそれがあります。心配な方は、日焼け防止用に薄手の羽織り物を荷物に入れていくのも良いかもしれません。
安心で快適な旅行はしっかりした準備から
少ない荷物で身軽に楽しむ旅行も魅力的ですが、旅行先の気候や文化・風習の違いなどから、普段通りに動けないことがあるのも確かです。あらかじめ準備できるものならば、用意しておくに越したことはありません。
個人の体調や旅行日程によっても必要なものは変わりますから、今回ご紹介したものとうまく組み合わせて、万全な準備にしてくださいね。